光回線の種類と人気サービスが丸わかり!光ケーブルごとの違いとは?

光回線の種類とサービスの分類

「光回線を使ったサービスの種類ってどれだけあるの?」

「使われている光ケーブルの種類で、特徴があるって本当?」

光回線について調べ始めると、こういった根本的な疑問を解決しないとモヤモヤしてしまいますよね。

結論からお伝えすると、光回線を使ったサービスの種類は100種類以上も存在していて数えきれないほどです。

また、業界では100種類以上のサービスはどの会社の光ケーブルが使用されているのかによって大きく3つのグループに分類されています。

当ページを読むことで、これらの全体像が分かるようになり、光回線の種類に惑わされなくなるでしょう。

そのうえ、人気の光回線や契約可能エリアも確認できるように整理しているので、どのサービスを選べば失敗しないのかも簡単に分かるようになります。

※当ページは一般的な個人向けサービスを前提として解説しています。

光回線を使ったサービスの種類一覧 & 人気1位のサービスも

分類 光回線を使った
サービス名
通信速度
(bps)
提供会社
N
T
T
ドコモ光
契約数1位
1Gbps NTTドコモ
ソフトバンク光
契約数2位
1Gbps ソフトバンク
ビッグローブ光 1Gbps ビッグローブ
@nifty光 1Gbps ニフティ
So-net光プラス 1Gbps So-net
DTI光 1Gbps DTI
@TCOMヒカリ 1Gbps TOKAIコミュニケーションズ
OCN光 1Gbps NTTコミュニケーションズ
ぷらら光 1Gbps NTTぷらら
IIJmioひかり 1Gbps IIJ(インターネットイニシアティブ)
U-NEXT光 1Gbps U-NEXT
その他100社以上… 1Gbps
K
D
D
I
auひかり
推定3位
【※1】
1Gbps
【※2】
KDDI
auひかりちゅら
エリア限定
1Gbps 沖縄セルラー電話





コミュファ光
エリア限定
1Gbps 中部テレコミュニケーション
eoひかり
エリア限定
1Gbps オプテージ
ピカラ光
エリア限定
1Gbps STNet(エスティネット)
メガエッグ
エリア限定
1Gbps エネルギア・コミュニケーションズ
ビビック
エリア限定
1Gbps QTnet(キューティーネット)
N
T
T

【※3】
NURO光
エリア限定
2Gbps
【※2】
So-net

【※1】auひかりの契約者数は公に発表されておらず、各データを調査したうえでの推定となります。
【※2】主に一戸建てタイプでは5G~10Gbpsの高速プランも用意されています。
【※3】NTTの光ケーブルでも、ダークファイバーと呼ばれるものを使用した特殊なサービスです。

広いエリアで提供されていないエリア限定のサービスのことです。(提供エリアは以下の表を参考に。)

サービス名 提供エリア
auひかりちゅら 沖縄
コミュファ光 東海エリア
岐阜、静岡、愛知、三重(+ 長野)
eoひかり 近畿エリア
兵庫、大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山(+ 福井)
ピカラ光 四国エリア
徳島、香川、愛媛、高知
メガエッグ 中国エリア
鳥取、島根、岡山、広島、山口
ビビック 九州エリア
福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島
NURO光 関東エリア
東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬
東海エリア
三重、岐阜、愛知、静岡
近畿エリア
大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀
九州エリア
福岡、佐賀

NTT系のサービスは、実際には100社以上も存在しています。

しかし総務省のデータによると、実際には18社だけで90%以上のシェアを占めているとのことです。

また、そのうちの2社(MNO:ドコモとソフトバンク)が70.7%もの契約数シェアを占めていることもわかっています。

ほぼすべて「ドコモ光」と「ソフトバンク光」の2社だけのシェアだと考えてもおかしくない数字ですね。

※MNOとは、大手携帯会社のこと。

つまり、もし光回線を検討しているなら、何百社ものサービスを調べる必要はなく、人気サービスだけ確認しておけば十分だということです。

実際に人気のないサービスは、料金プランがお得ではないために契約されないからです。(失敗のリスクが高い。)

1番注目すべきポイントは、携帯会社の光回線サービスがすべての中で人気BEST3だということ。

数多くの光回線サービスが存在する中で、一番人気のあるサービスは大手携帯会社によって提供されています。

  1. ドコモ光(NTTドコモが提供)
    ⇒ 契約者数1位
  2. ソフトバンク光(ソフトバンクが提供)
    ⇒ 契約者数2位
  3. auひかり(KDDIが提供)
    ⇒ 契約者数推定3位

※auひかりは推定で3位です。総務省などのデータと照らし合わせて独自に推測しています。

どうしてこのような結果になるのかというと、利用している携帯と光回線の会社を同じにするだけで、「セット割引」が適用できてお得になるからです。

サービス名 月額料金 セット割引
(最大)
実質
月額料金
ドコモ光 4,000円 1,000円 =3,000円/月
ソフトバンク光 3,800円 1,000円 =2,800円/月
auひかり 3,800円 1,000円 =2,800円/月

利用している携帯会社と合わせて光回線も契約しておくだけで、毎月最大で1,000円以上もネット料金が安くなります。

そのうえ、家族で同じ携帯会社を利用している人は台数分の割引が適用できて更に安くなります。

例:ドコモ光×docomoスマホ2台=毎月最大2,000円割引

教えるねっぴ先生

docomo, SoftBank, auといった大手携帯会社を利用している人は、失敗しないサービスは明確で、簡単にサービスを選ぶことができるようになっています。

各サービスで使われている光回線(光ケーブル)は大きく分けて3種類に分かれる。

上記グラフの通り、日本にある光回線は大きく分けて以下の3種類に分類されています。

  1. NTTの光回線
  2. KDDIの光回線
  3. 電力事業者系の光回線

※NTTやKDDIは会社名。また、電力事業者系とは各エリアに存在する電力会社系列の会社のことを指します(詳しくは後述)。

私たちがインターネットを利用するときに使われている光回線(光ケーブル)は、上記3種類の会社によって提供されるものがほぼ全てなのです。

総務省が公開する「FTTH(光回線)の契約数における都道府県別事業者シェア【2018年12月末 】」を見ても大きく分けて3種類の光回線が日本で使われていることは明らかです。

光回線サービス(FTTH)の契約数における都道府県別事業者シェアのグラフ
【水色・青色:NTTの光回線】
【オレンジ:KDDIの光回線】
【黄色:電力事業者系の光回線】

また、各光回線のシェアは以下の通りです。

事業者 契約数シェア
NTTの光回線 67.7%
KDDIの光回線
12.9%
電力事業者系の光回線 8.9%
アルテリアネットワークス 2.3%
その他 8.1%

電気通信事業分野における市場検証(平成 29 年度) 年次レポート を参考

日本にある光回線の大多数は、NTTの光回線(68%)です。

他方、KDDIの光回線(13%)と電力事業者系の光回線(9%)もあります。

光回線を使ったサービスが200種類以上も提供されている理由とは?

大きく分けて3種類の光回線が存在するものの、実際に契約できるサービスは100種類以上もあります(具体的なサービスは冒頭の表で解説しました。)

その理由は、NTTが企業に光回線の貸し出しを行っているからです。

何百社もの企業がNTTから光回線を借りて、光回線サービスを提供しているので、「光回線の種類は少ないけれど、サービスは多い。」という結果になるのです。

ポイント
  • 日本にある大多数の光回線は「NTTの光回線」(大多数)
  • その他の光回線は各企業が持つ「独自の光回線」(少数派)
    ⇒ KDDIや電力事業者系
  • 多くの企業がNTTの光回線を借りて、サービスを提供している。

3種類の光回線で通信速度(品質)は変わるの?

光回線(光ケーブル)自体の種類が違っても通信速度が変わることはありません。

個人向けのインターネットで採用される光回線は全く同じものだと考えて頂ければわかりやすいでしょう。

しかし、サービスによって速度が変わるケースもありますよね。

例えば、光ケーブル使ってます!というサービスでも速度が遅い評判が多かったりと…。

それは「配線方式」の違いが主に影響しています。

少し話が変わりますが、そもそもみなさんが光回線と呼んでいる1Gbpsの高速通信が可能なものは、業界では「FTTH(Fiber To The Home)」と呼ばれています。

そして、FTTHには一戸建てタイプとマンションタイプがあります。

しかし、マンションタイプに限っては各部屋までどのようにしてケーブルを届けるのか?ということで配線方式が3つ用意されています。

  1. 光配線方式(下り最大1Gbps)
  2. VDSL方式( 下り最大 100Mbps)
  3. LAN配線方式( 下り最大 100Mbps)

上記いずれかになるかは、マンション内の構造によって異なり、お住まいの物件次第で決まります。

そのため、光回線を使ったサービス同士で速度が異なるという場合は、光ケーブルの種類が違うのではなく、配線方式が原因だと考えてください。

なお、ケーブルテレビのインターネットだけは例外です。

ケーブルテレビのインターネットは光ハイブリッド方式(HFC)と呼ばれる方式によって提供されており、途中までは光回線を使用しているものの、その先からは同軸ケーブルと呼ばれるメタルケーブルによって提供されています。

そのため通信速度は最大で320Mbpsまでとなってしまい遅いです。(部分的に光回線を使っているだけのサービスということ。

光回線を使っているけど速度が遅い具体的なケース(100Mbps)

以下に当てはまる場合は、光回線を使っているにも関わらず通信速度が100Mbpsなどと遅いケースです。

  • マンションにもとからある無料のインターネットサービス
    ⇒ 原因:LAN配線方式であるため。
  • マンションの管理会社が提供するインターネットサービス
    例:「D-roomのD.U-NET」「レオパレス21のレオネット
    ⇒ 原因:LAN配線方式もしくはVDSL方式であるため
  • 1Gbps対応の光回線サービスを申し込んだが、VDSL方式、LAN配線方式になると言われた場合
  • ケーブルテレビ会社のインターネット(1~320Mbps)

光回線(光ケーブル)の種類ごとにサービスが持つ特徴を解説。

各サービスで使われている光回線の種類は大きく分けて3種類あることをお伝えしました。

通信速度は同じなのですが、どれだけ広い地域で普及しているか、どれだけ多くのマンションに導入されているかは光回線の種類で大きく全く異なります。

そのことを踏まえて、各光回線の種類別にメリット・デメリットをまとめておきました。

結論を先にお伝えすると、広い地域で普及していて、多くのマンションに導入されているNTTの光回線を使ったサービスがお勧めです。

1.NTTの光回線サービス|メリット・デメリット

NTTの光回線サービス一覧のロゴ
ドコモ光
業界契約数1位
ソフトバンク光
業界契約数2位
ビッグローブ光
@nifty光 So-net光プラス DTI光
@TCOMヒカリ OCN光 ぷらら光
IIJmioひかり U-NEXT光 excite光
その他…

NTTの光回線を使ったサービスは200社以上ありますが、実際に利用されているサービスは、「ドコモ光」「ソフトバンク光」の2サービスだけと言っても過言ではありません。なぜなら200社以上あるうち、7割のシェアをドコモ光とソフトバンク光の2つだけで占めているからです。

通信速度 ~1Gbps
提供エリア 47都道府県
マンション導入数 ズバ抜けて業界No.1
引越し後の
継続しやすさ

NTTは、全国47都道府県の電柱に持つ光ケーブルを、各企業に貸し出しています。

そのおかげで、ドコモ・ソフトバンク・ビッグローブ・ニフティ・ソネットなど、200社以上プロバイダーを持つ大手企業がNTTの光ケーブルを借りることができ、光回線サービスを個人向けに提供できています。

※業界用語では「光コラボレーション」と呼ばれ、これらサービスのことを光コラボレーションサービスと呼んだりもします。

メリット1.「提供エリアが広い・対応マンションが多い」

NTTの光回線は他社と比べて圧倒的な普及率です。

一戸建て向けのファミリータイプは最も多くのエリアに対応しており、集合住宅向けのマンションタイプでは最も多くの物件に導入されています。

万が一引っ越しがあったとしても、解約の必要なく継続利用がしやすく安心感・安定感が非常に大きいです。

メリット2.「各携帯会社とのセット割引が充実している。」

NTTの光回線は様々な企業のサービスで採用されているため、セット割引が充実しています。

例えば、

  • docomoユーザーはドコモ光で毎月割引が受けられる。
  • SoftBankユーザーはソフトバンク光で毎月割引が受けられる。
  • auユーザーはビッグローブ光で毎月割引が受けられる。

といったように、携帯会社と光回線サービスの会社を合わせるとネット料金が格安になります。

※ビッグローブ光はKDDIグループが運営しています。

話しかけるねっぴ先生

光回線サービスの選び方は、「携帯会社と合わせて契約すること」です。実際に大多数の人がこの基準でサービスを契約しています。

なぜなら、セット割引が使えるサービスを選ぶだけで毎月ネット料金が安くなるからです。

なお、格安SIMユーザーもSIM会社と合わせて光回線サービスを契約すればセット割引を受けることが可能です。

デメリット:なし

光回線は普及率が高い方が使いやすいです。また、種類によって品質に差が出るわけでもありません。

フレッツ光について

2015年まで人気だった「フレッツ光」というサービスもあります。

これは、NTTの光ケーブルを個人向けに提供するサービスのことで、インターネットに接続するためには別途プロバイダーの契約も必要になります。

しかし、今ではドコモ光やソフトバンク光といったサービスのように、1つのサービスのみ契約するのが主流です。

※フレッツ光の契約数は減少し続けています。

2.KDDIの光回線サービス|メリット・デメリット

KDDIの光回線サービス一覧のロゴ

【※推定】auひかりは業界契約数3位。正式な発表はありませんが、各種データを見て、ドコモ光やソフトバンク光に次ぐ契約数だと判断。

通信速度 ~1Gbps※
提供エリア 47都道府県
マンション導入数 少なめ
引越し後の
継続しやすさ
一戸建て:〇
マンション:×

※一部エリアの一戸建てのみ対象で5G~10Gbpsの超高速サービス(auひかり)も提供中です。

KDDIは独自の光ケーブルを使って、auひかりやauひかりちゅらといったサービスを展開しています。

ただし、独自ケーブルの敷設が間に合わず、一戸建て向けのホームタイプは地域によってNTTの光回線を借りているケースが多いです。

メリット「auユーザーとのセット割引が充実している。」

KDDIの光回線サービス(auひかり、auひかりちゅら)は、auユーザーにとってお得なセット割引が充実しています。

ですのでauユーザーが光回線サービスを契約するときは、

  • 沖縄以外に住んでいるなら「auひかり」
  • 沖縄なら「auひかりちゅら」

※auひかりちゅらは沖縄限定のサービス

といった選び方をすれば失敗しないようになっています。

デメリット1.「一戸建て向けタイプは契約できないエリアがある。」

auひかりの提供外エリア
一戸建て向け(ホームタイプ)
【東海エリア】 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県
【近畿エリア】 滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
【その他】沖縄・長野県

auひかり(ホームタイプ)は上記エリアでは提供されていません。

また、auひかりが提供されていないときは、KDDIと提携関係(またはグループ関係)である電力事業者系の光回線を契約するとセット割引も使えてお得です(詳しくは後述します)。

デメリット2.「利用可能なマンションが非常に少ない。」

集合住宅向けのauひかり(マンションタイプ)は全国エリアで受付を行っています。

しかし、マンションで大切なのは提供エリアではなく、導入物件が多いかどうかです。

KDDIの光ケーブルはというと、マンションへの導入自体が進んでおらず、導入物件が非常に少ない状態。

そのためマンションでauひかりを契約しようとしても、契約できないケースが非常に多いです(マンションタイプ)。

なお、契約できたとしても、引っ越し先がauひかりに対応していないといったケースが起きやすく、継続利用できないデメリットも目立ちます。

auユーザーの人へ

KDDIグループにはauひかり以外にも「ビッグローブ光」というお得なサービスがあります。

ビッグローブ光はNTTの光ケーブルを使って提供されるサービスですので、auひかりが利用できないときに利用可能です。

auひかりと同等のお得さですので、困ったら確認してみてください。

3.電力事業者系の光回線サービス|メリット・デメリット

電力事業者系の光回線サービス一覧のロゴ
電力会社系列の光ケーブルを使った
光回線サービス一覧
コミュファ光
(東海エリア)
eo光
(近畿エリア)
メガエッグ
(中国エリア)
ピカラ光
(四国エリア)
ビビック
(九州エリア)
通信速度 ~1Gbps※
提供エリア 各エリア限定
マンション導入数 ふつう
引越し後の
継続しやすさ
一戸建て:〇
マンション:△

※一部エリアの一戸建てのみ対象で最大5・10Gbpsのプランも提供されています。

各エリアごとにある電力事業者グループが光回線を所有しており、個人向けサービスとして提供しています。

例えば、eoひかりは関西電力系列の株式会社オプテージ(旧ケイ・オプティコム)が運営しています。

メリット1.「エリア限定だが、料金が安くてキャンペーンが充実している。」

電力会社の光ケーブルで提供されている光回線サービスは、料金が安くてキャンペーンが充実してます。(工事費用が無料になる・月額割引がある)

メリット2.「auユーザーとのセット割引が充実している。」

電力事業者系の光回線はすべてauユーザー向けのセット割引「auスマートバリュー」が用意されています(auひかりと同じ割引システム)。

auひかりが使えない住所にお住まいの場合は、電力事業者系の光回線を利用するとお得に契約できます。

デメリット1.「auユーザー以外に対してセット割引が無い。」

電力事業者系の光回線サービスで用意されているのは、auユーザーのみを優遇するセット割引です。

au以外の携帯会社を使っている人は、セット割引を受けることができません。

とくに、docomo, SofBankユーザーなら前述したNTTの光回線を使った「ドコモ光」「ソフトバンク光」を契約した方が良いでしょう。

デメリット2.「エリア外に引っ越すと使えなくなる。」

電力事業者系の光回線サービスは安くてお得ですが、全てエリア限定です。

例えば、関西から九州へ引越しをすると、継続して利用することは不可能です。