光コンセントがあるのに工事が必要と言われた人へ|確認すべきチェックリスト3つ

「光コンセントがあるのに工事が必要になった。」
「できれば工事は避けたい。」
光コンセントがあるなら工事が終わっているはずなので、再び工事が行われるのは納得がいかないですよね。
また、工事費用面でも心配が出てくるかと思います。
そんな人がチェックすべき項目は以下の通りです。
- NTTの光回線に対応したサービスを申し込んでいるか?
- 光コンセントが壊れていないか?
- 光コンセントがNTTのものか?
上記の項目を確認すれば、工事が必要になった理由が分かります。

また、解決できるケースと、できないケースがあります。
原因も含めて順番に説明します。
1.NTTの光回線に対応したサービスを申し込んでいるか?
まずはじめに、以下のような独自回線を使ったサービスを申し込んでしまっていませんか?
サービス名 | 対応する 光回線設備 |
提供エリア |
---|---|---|
auひかり | 独自 | 沖縄を除く 全国 |
NURO光![]() |
独自 | 提供エリア外あり |
コミュファ光![]() |
独自 | 東海エリア |
eo光![]() |
独自 | 関西エリア |
メガ・エッグ![]() |
独自 | 中国エリア |
ピカラ光![]() |
独自 | 四国エリア |
BBIQ![]() |
独自 | 九州エリア |
独自回線を使ったサービスは、各企業が独自に持っている光ケーブルで提供されています。
しかし、これらのサービスでは光コンセントがあっても工事が必要になり、工事費用も請求されます。

独自回線を使ったサービスを申し込むと、光コンセントがあっても工事が必要になるのが一般的です。
サービス内容として決められているのです・・・。
どうすればいい?
みなさんの部屋に設置されている光コンセントは、ほとんどがNTTによって設置された光コンセントです。
そして、NTTの光コンセントがあるということは、NTTの光回線工事が完了しているということを意味します。
つまり、以下のようなNTTの光回線に対応するサービスを申し込むことで解決できます。
サービス名 | 対応する 光回線設備 |
提供エリア |
---|---|---|
ドコモ光![]() |
NTT | 全国 |
ソフトバンク光 | NTT | 全国 |
ビッグローブ光 | NTT | 全国 |
OCN光 | NTT | 全国 |
@nifty光 | NTT | 全国 |
DTI光![]() |
NTT | 全国 |
enひかり(縛りなしの光回線) | NTT | 全国 |
※NTTの光回線に対応する代表的な人気サービス一覧。

光コンセントがある人は、NTTの設備に対応した上記サービスを申し込むようにしましょう。
2.光コンセントが壊れていないか?
NTTの光回線に対応するサービスを申し込んだにも関わらず工事が必要だと言われましたか?
その場合、部屋にある光コンセントが壊れている可能性があります。
通常、光コンセントは、
- 一戸建てなら、電柱と繋がっている。
- マンションなら、マンション内にある光回線設備と繋がっている。
といった感じで、壁を通して本体部分と繋がっていなくてはなりません。
しかし、
- リフォーム時に業者によって途中で切断された。
- 何かしらの原因があって途中で断線している。
といった原因で、光コンセントがあっても機能しなくなることがあります。

つまり、部屋にある光コンセントが壊れているので工事が必要になるのです。
どうすればいい?
壊れた光コンセントを自分で修理するのは厳しいため、工事業者の方に来てもらう必要があります。
ですので、このケースでは工事が必要になってしまいます。
3.光コンセントがNTTのものか?
ほとんどの光コンセントがNTTによって設置されたものですが、実はKDDIによって設置される光コンセントもあります。
(集合住宅に多いです。)
見分け方としては、「KDDI」という文字があるかどうかが目安です。

たまにあるKDDIと書かれた光コンセントは、「auひかり」というサービスで使われる光コンセントです。
どうすればいい?
KDDIの光コンセントだった場合、NTTの光回線サービスを申し込んでも通常通り工事をしてもらわなければなりません。
また、「auひかりを申し込めばいいの?」と言うわけでもありません。
なぜならauひかりはKDDIの光コンセントがあっても、工事がなくなるわけでも、工事費用が免除されるわけでもないからです。
(auひかりのサービス内容として決められています。)

残念ですが、KDDIの光コンセントだった場合は、工事が必要になるでしょう。
【補足】NTTのデータにミスがあるときもある。
各物件で光回線の工事(光コンセントの設置工事など)が済んでいるかどうかは、NTT側のデータで残っています。
そして、申し込みを受け付けたサービス側はNTTのデータを確認した上で、担当者を派遣する必要があるかどうかを判断します。
ただし、実際は光コンセントがあるにも関わらず、データ上では「無い」といったケースがまれに起こります。
このケースでは光コンセントがあっても担当者による派遣工事が必要と判断されてしまいます。
どうすればいい?
光コンセントが確実に使えることを証明する必要があります。
もし、自分で以前に設置した光コンセントであれば使えることは間違いないので、その旨をサービス側に伝えてみてください。
ただ、そうでなければ証明するのは厳しいと考えられます。
サービス側からすると担当者を派遣して確認しなければ事実確認ができないので、工事をすべきだと主張されるからです。
まとめ・対処方法
光コンセントがあるのに工事が必要といわれるケースで考えられるのは、
- NTTの光回線に対応したサービスを申し込んでいなかった。
- 光コンセントが壊れていた。
- KDDIの光コンセントが設置されていた。
- サービス側のミスがあった。
といったケースがあることをお伝えしました。
しかし、NTTの光回線に対応したサービスを申し込んだにも関わらず、工事が必要だと言われたのであれば解決するのは厳しいでしょう。
じゃあ、どう対処すべき?
光コンセントを使えなくても、工事費用は無料にすることは可能です。
大手の人気サービスでは工事費が無料になるキャンペーンを行っているからです。

もし、NTTの設備に対応するサービスを申し込んでもダメだった場合は、工事費を無料にできるサービスを申し込みましょう!
光コンセントのことで時間を浪費したり、サービス側とのやり取りが複雑化するリスクを考えると、工事費が無料になるサービスをはじから検討した方が得策です。
ただ、どうしても工事を避けたいという場合は、光回線サービスではなく工事不要で使えるホームルーターやポケットWiFiを検討することで対処できます。
