光コンセントがないのに工事が不要になるのは赤信号のサイン!?

「光コンセントが部屋にない。」
「立ち合い工事は不要だと言われた。」
通常、賃貸マンションでは光コンセントがなければ光回線の立ち合い工事が必要になります。
ですので、光コンセントがないのに「立ち合い工事は必要ない」と言われてしまうと状況がつかめなくなりますよね。
しかし、明確な理由があってその状況になっています。
また、このケースに当てはまった人はインターネットの最大速度が100Mbpsと遅くなってしまうこともあり注意が必要です。

どういうことなのか、わかりやすく説明します。
光コンセントがないのに、立ち合い工事が必要ないと言われる理由
その理由は、VDSL方式(最大速度:100Mbps)で光回線サービスを申し込んだからです。
光回線サービスを申し込むときに、VDSL方式になると言われたことを覚えていませんか?(説明があるはずです。)

VDSL方式では、光コンセントではなくモジュラージャックを使う。
マンション内にある設備から延長してきた光ケーブルを部屋に固定するために使われるのが光コンセントです。
しかし、VDSL方式で申し込んだ場合、
マンション内にある設備から延長してきた電話線をモジュラージャックを使って部屋に固定します。
そのため、光コンセントではなく、代わりにモジュラージャックと呼ばれるものが使われることになります。

TELや電話マークが目印となっています。

立ち合い工事が不要になった人は、サービス側から機器が送られてきます。
そして、届いた機器はこのモジュラージャックにつないで使うことになります。
赤信号かも…VDSL方式って大丈夫?
結論からお伝えすると、VDSL方式では最大速度が非常に遅くなります。
通常、光回線のサービスを申し込むと、最大速度1Gbpsで品質のよいインターネットが使えるというのが一般的です。
しかし、万が一VDSL方式になってしまった場合は、最大速度がたったの100Mbpsにまで落ちてしまいます。

光回線サービスを申し込んだにもかかわらず、通常と比べて10分の1の速度しか出ないということになります…。
もし、光回線を使った高速インターネット(1Gbps)が使えると思っていた人は、サービスの選び方を見直す必要があるというサインなのです。
