Droomのネット(DUネット)の速度が遅い理由・対処法を業界人が考えてみた結果。

D.U-NETの通信速度が遅いとイライラする女性

D-roomの無料インターネット(DUネット)が遅いのはどうして?

DUネットの通信速度って改善できる?

多くのD-roomでは、無料インターネット「DUネット」が初めから利用できるようになっていますね。

※正式名称はD.U-NETですが、DUネットと呼んでいきます。

入居時は無料なのでラッキー!と思っていた人も多いと思います。

ただ、実際に使ってみると通信速度が遅くてイライラさせられる機会が増えてくることに気が付きます。

いったいどうして遅いのか?改善する方法はあるのか?

できるだけの対処方法をネット業界に携わる者からの視点で考えてみました。

残念そうな顔をするねっぴ先生

よくネットを利用する人や、オンラインゲームをしている人にとっては致命的な問題ですよね。

もくじ
  1. そもそもD.U-NET(DUネット)の通信速度は何bps?
  2. DUネットが光回線(1Gbps)を使っているのに遅い理由とは?
  3. DUネットの速度改善は可能か?
  4. DUネット対応マンションに住んでいる場合に、1Gbpsのサービスを利用することは可能か?
  5. どうしても通信速度を向上させたいなら、モバイル回線を使う選択肢がベスト。
  6. まとめ

そもそもD.U-NET(DUネット)の通信速度は何bps?

まず、D.U-NETの通信速度は明確に公開されていません。

ただ、結論からお伝えすると、DUネットの通信速度は最大100Mbps~200Mbpsです。

D-roomの公式サイトでは以下のように書かれています。

最大概ね1Gbps※のインターネット回線を利用しています。

※1 一部の物件で最大200Mbpsのインターネット回線を利用しています。

※2 最大通信速度とは、技術規格上の最大値であり、お客さま宅内での実使用速度は一部の物件で最大100Mbpsまでとなります。

※3 本サービスはベストエフォートタイプでの提供となり、時間帯および各世帯の利用状況によって速度は変動します。

簡単にいうと、

  • DUネットは1Gbpsのインターネット回線を使っているよ。
  • でも、一部の物件では部屋で使える通信速度は100Mbps~200Mbpsになるよ。

といった意味で、みたところDUネットの通信速度は最大で1Gbpsと高速に見えますよね。

ただし、DUネットの通信速度は物件問わず最大100Mbps~200Mbpsと考えるのが現実的です。

どういうことなのか解説していきます。

DUネットが光回線(1Gbps)を使っているのに遅い理由とは?

まずDUネットは、マンション内にある装置までは高速の光回線(光ケーブル)で繋がっています。

マンションまで、1Gbpsの通信速度がやってきていると考えてください。

マンションまで光ケーブルが繋がっているイラスト

ここまでは問題ないですね。

DUネットの速度が遅いのは1つの設備をみんなで共有して利用しているから。

DUネットの通信速度が遅いのは、マンション内にある装置を各部屋で共有して利用していることが原因です。

LAN配線方式で共有して利用される設備が混雑するイラスト

マンション内にある1つの装置だけで、複数の部屋のインターネット通信を制御しているのです。

つまり、1つの装置(集合型回線終端装置)をみんなで共有して利用しているようなイメージですね。

これだと、DUネットで光回線(1Gbps)が使われていても、各部屋で利用できる速度は落ちます。

1つの装置で複数の信号を処理するには限界があるからです。

引っ越し作業に例えると、5つの荷物を一人だけで運んでいるイメージです。一人で5つの荷物を運ぶには時間がかかってしまいますよね。

1Gbpsの光回線サービスと比べてみる。

DUネットなどの無料インターネットサービスとは違って、1Gbpsの高速インターネット通信が行えるサービス(ドコモ光・ソフトバンク光・auひかり)がありますね。

実は、これらのサービスでは各部屋に1台ずつ装置(回線終端装置設置)が設置されます。

ONU(光回線終端装置)
ONU(光回線終端装置)

1部屋につき1台の装置が設置されるので、混雑が起こりにくく最大1Gbpsの高速通信が可能になります。

引っ越し作業に例えると、5つの荷物を5人の作業員たちが運んでいるイメージです。絶対に早いですよね。

一旦まとめると…

DUネットでは光回線(1Gbps対応)が使われているものの、共有して利用するので最大速度が100Mbps~200Mbpsまで遅くなる仕様になっていると言えます。

※なお、あくまで100Mbps~200Mbpsというのは、ベストエフォート方式ですので実際に使える速度はさらに遅くなります。

ちなみに、D.U-NETに採用されている仕組みは業界用語で「LAN配線方式」と呼ばれています。

  • LAN配線方式(100Mbps~200Mbps)・・・マンション内にある装置をLANケーブルで共有して使う仕組み。
  • 光配線方式(1Gbps)・・・各部屋に装置を置いて専有して使う仕組み。

※ドコモ光やソフトバンク光などのサービスで採用されているのは「光配線方式」と呼ばれるしくみなので速いです。

※とくに時間帯によって影響されやすい「DUネット」

あくまでDUネットはマンション内にある1つの装置を共有してインターネットを利用する仕組みです。

そのため、マンション内のユーザーがどのようにネットを使っているかによってもインターネットの快適さに影響が出ます。

とくに、仕事から帰ってきてから寝るまでの時間帯や休日は覚悟しておく必要があるでしょう。

一方で、深夜の4時ごろはみなさん寝ているので、サクサクと動くはずです。

DUネットの速度改善は可能か?

結論から言うと、通信速度を上げるためにできることは無いです…。

なぜなら、DUネット対応物件では、マンション内にある装置(集合型回線終端装置)が各部屋のインターネット接続を管理しているからです。

※「Wi-Fiが途切れやすい」などといった電波の問題であれば高性能なWi-Fiルーターを使えば改善できます。

また、オプションサービスもいくつか提供されていますが、通信速度を改善するためのオプションはとくにありません。

ちなみに、グローバルIPサービス(月額1,000円)というオプションもありますが、速度改善のためのオプションではありません。

※極端に速度が遅いならルーターが原因かも?

もし、極端に速度が遅いという人はWi-Fiルーターを利用して複数の機器を有線で繋げていることが原因かもしれません。

DUネットインターネットサービスマニュアルを調べてみると、以下の記載がありました。

家庭内LAN(HUB)・無線LANは、利用可能でしょうか?

接続はできますが、当社サポート範囲外となりますので、全てお客様の 自己責任にてご利用ください。

なお、無線LANをご利用になる場合は、ルーター機能がございますとマンションに導入済みの当社機器に影響が出る場合がございますので、ルーター機能の無い(ブリッジタイプ)の機器か、ルーター機能が有る場合、無効にしてご利用いただくようお願いいたします。

簡単に言うと、Wi-Fiは飛ばしてくれていいけど、ルーター機能はOFFにしてね。という意味です。

みなさんの部屋の壁にはLANケーブルを挿し込むLANコネクタがありますよね(以下の画像)。

情報モジュラージャック(LANコネクタ)の写真

ここにWi-Fiルーターをつなげてルーター機能を利用するのは非推奨であることが明記されているのです。

Wi-Fiルーターの場合はルーター機能をOFFにする(ブリッジモードにする)ことで、Wi-Fiを飛ばすためだけに使ってほしいと書かれています。

ですので、パソコンやゲーム機など複数に分岐してLANケーブルを繋げている人は注意が必要です。

D-roomのよくある質問ページ「Q.インターネットの速度が遅い」には以下の記載があります。

回線が混み合っている場合は、一時的に速度が低下する場合があります。

また、データ容量が過度の通信をされているなど、他のお客様にご迷惑がかかる利用をされている場合は、通信を制限させていただく場合があります。

「他のお客様にご迷惑がかかる利用をされている場合は通信を制限させて頂く場合がある」とありますね。

ルーターやハブなどを使って複数の機器にネットを繋げている場合は、マンション内にある装置に影響が出ることがあるため、通信速度が制限されてしまう可能性があるのです。

残念そうな顔をするねっぴ先生

マンションの住人で装置を共有している限り、一人がインターネットを使いすぎると装置に負荷がかかりすぎるので制限があるのです。

DUネット対応マンションに住んでいる場合に、1Gbpsのサービスを利用することは可能か?

DUネットが遅いなら、最大速度1Gbpsの光回線サービス(ドコモ光・ソフトバンク光など)を有料契約して使えばいいんじゃない?

と思われる人も多いかと思います。

正にその通りで、「NTTの光回線(フレッツ光)に対応する設備」がマンションに導入されていれば可能です。

1つのマンションに2つの設備が入っている物件なんてあるの?

実際に、DUネット(無料)の設備が導入されているマンションにNTTの光回線設備が入っているかどうか調べてみました。

結果からお伝えすると「ほとんどなかった」のですが、一部マンションでは2つの設備が同時に導入されていたケースも見られました。

既にDUネットの設備がある場合、マンションにNTTの光回線設備があることは珍しいですが、オンラインゲームや動画視聴を頻繁に利用するヘビーユーザーの方は一度試してみてもよいかもしれません。

実際にサービスを申し込んで、「マンションタイプで使えますよ。」と言われた場合、マンション内に設備があるという意味ですのでそのまま工事ができるはずです。

注意

「ファミリータイプになります。」と言われた場合は、マンション内に設備がないということです。

光回線(1Gbps)の開通は無理だと考えるべきでしょう。

なぜなら、一戸建て向けの工事が必要になって、「管理会社から許可がでない」「許可が出てもリスクが大きすぎる」からです。

どうしても通信速度を向上させたいなら、モバイル回線を使う選択肢がベスト。

DUネットがすでにマンションに導入されている場合、他の「固定回線(光回線など)」が利用できないケースが大多数です。

ただし、マンション内にある設備の有無に左右されない「モバイル回線」なら管理会社に縛られることなく利用可能です。

また、モバイル回線とは、

  1. ポケットWiFi
  2. ホームルーター

の2種類を言います。

月額料金は3,344円ほどかかりますが、通信速度は最大558Mbpsとかなり高速で、データ容量も制限なしで使えます。

ちなみにモバイル回線業界ではWiMAX というサービスが業界人気No.1ですので一度確認してみてください。

無料インターネットで満足できないというヘビーユーザーからの支持も強く、スプラトゥーンなどのオンラインゲームで利用している人も多いです。

まとめ

無料インターネット「DUネット」は光回線を使ったインターネットサービスですが、住人が1つの装置を共有してインターネット接続行うために混雑が起こりやすいです。

また、業界ではこの仕組みを「LAN配線方式」と呼んでおり、通信速度は各部屋ともに最大100Mbps~200Mbpsが一般的です。

ただ、DUネットの速度を根本的に向上させる方法はなく、対処方法を考えるとなれば光回線(1Gbps)サービスの導入が必要です。

とはいうものの、DUネットが使えるマンションで、最大速度1Gbpsの光回線サービス(光配線方式)を有料契約できるかと言われれば、かなり難しいのが現状だと言わざるを得ません。

※DUネットの設備 + NTTなどの光回線設備の2つが入っている前提条件が中々成り立たないため。

その上で、どうしても通信品質を向上させたいという人はみなさんWiMAX に注目しているので一度確認しておきましょう。