J:COMのWi-Fiが繋がらない人が確認すべき7つの原因と解決方法

「何も心当たりがないのに、急にJ:COMのWi-Fiが繋がらない…」
「J:COMのWi-Fiが繋がったり、繋がらなくなったりする。」
そんなときは何が原因でダメなのか、分からなくなりますよね。
しかし安心してください。
Wi-Fiが繋がらない原因と解決方法を優先度の高い順番で確認できます。
原因1.J:COMに障害が起きている、もしくはメンテナンス中だった。
確率は低いかもしれませんが、まず初めに確認すべきは「障害・メンテナンス情報」です。
J:COMでは月に10回ほどの障害が起きており、一部地域でネット(Wi-Fi)が使えなくなることがあるからです。
なお、現在起きている障害情報については以下のページで簡単に確認できます。
1日中繋がらないという場合は、必ず最初に確認しておきましょう。
※万が一、お住まいの地域で障害があった場合は復旧を待つしかありません…。復旧情報も合わせて公開されていますよ。
原因2.Wi-Fiの受信が不安定になっている。
子機(スマホ・タブレット・ノートパソコンなど)で、Wi-Fiマークが正常かどうかを確認してください。

このWi-Fiマークは、Wi-Fiを飛ばす機器から子機まで正常にWi-Fiを受け取れているかを表すものです。
ですので、「少ない」場合は障害物や壁などが邪魔をして、子機でWi-Fiをうまく受信することができていません。
そうなった場合、たまにWi-Fiが繋がらなくなったり、不安定な状態になってしまうのです。
Wi-Fiの受信が不安定になるのは、Wi-Fiを飛ばす機器(ケーブルモデム)から離れてWi-Fiを利用していることが原因です。
そのため、ワンルームに住んでいる場合はほとんど起こらないでしょう。
ただし、部屋が複数あるマンションや一戸建てにお住まいのケースでは注意が必要です。
解決策1.Wi-Fiの周波数を変える⇒かんたん。
周波数と言うとややこしいですが、簡単に言うとWi-Fiを飛ばす機器は基本的に2種類のWi-Fiを飛ばしています。
- 「2.4GHzの周波数を使ったWi-Fi」
速度は普通で、壁などの障害物に強い! - 「5GHzの周波数を使ったWi-Fi」
2.4GHzよりも速度は速いが、壁などの障害物に弱い
※G = ギガと読みます。Hz = ヘルツと読みます。
上記のうち、みなさんはどちらかのWi-Fiを利用しているのです。
もし、【5GHz】の周波数を使ったWi-Fiを使っているなら、【2.4GHz】に切り替えてみることをお勧めします。
【補足:切り替え方法】
J:COMが工事の時に設置してくれたケーブルモデムでWi-Fiを飛ばしている人が大半だと思いますが、その場合は機器の裏面をご覧ください。

※ケーブルモデムにはWi-Fiを飛ばす機能が搭載されていないものもありますが、その場合ではケーブルモデムにWi-Fiルーターが繋がっています。
すると、以下のようなシールが貼っているかと思います。

- 2.4G:HUMAX-〇〇〇
- 5G:HUMAX-〇〇〇ーA
上記2種類のWi-Fiが飛んでいることを意味します。
今までWi-Fiをお使いであれば、上記いずれかのWi-Fiをご利用されているはずなので「2.4G:HUMAX-〇〇〇」に繋がっているか確認してみてください。
もし、「5G:HUMAX-〇〇〇ーA」に接続されている場合は、2.4Gの方に切り替えます。
なお、切り替え方法は、子機でWi-Fi設定画面を開いて「HUMAX-〇〇〇」を選ぶだけです。
※パスワードが求めらた人は、ケーブルモデムのシールに記載されているPASS KEYを入力してください。
※子機でWi-Fiを切り替える画面にいく方法は割愛します。分からない人はJ:COMさんのFAQページにてわかりやすく記載してくれているので確認してみてください。
解決策2.Wi-Fi中継器を設置する
障害物や壁が多すぎると、2.4GHzを利用していてもWi-Fiマークが少なくなる場合があります。
そんなときは、Wi-Fiの範囲を倍増させることができる「Wi-Fi中継器」を設置することで改善できます。
※この他に効率の良い方法はないため、私は中継器を設置して自宅の端から端までWI-Fiが飛ぶようにしています。
Wi-Fi中継器については、大手周辺機器メーカーの「今のWi-Fiエリアを中継して拡げる!中継機特集|BUFFALO公式サイト」にて詳しく解説してくれていますのでご覧ください。
原因3.J:COMのケーブルモデムに不具合が起きている。
ここまでご覧になられて改善しない場合は、何かしらの原因でJ:COMのケーブルモデムに不具合が生じている可能性があります。

※ケーブルモデムにはWi-Fiを飛ばす機能が搭載されていないものもありますが、その場合ではケーブルモデムにWi-Fiルーターが繋がっています。
一度、J:COMのケーブルモデムをご覧になり、以下どちらの状況に当てはまるかを確認してください。
- 「ランプがすべて消えている?」
- 「ランプが1つでも、ついている?」
ランプがすべて消えている場合は?
電源コードが抜けている可能性が高いです。
J:COMのケーブルモデムがコンセントに正しく挿入されているかどうかを確認してください。
また、このときにケーブルモデムに接続されている電源ケーブルが抜けていないかどうかも確認してください。
正しく接続した後はランプが点滅しますので、3分後にWi-Fiが繋がるかどうかを子機で確認します。
ランプがついている場合は?
ケーブルモデムに不具合が生じているため、再起動を行います。
再起動の方法は電源コードを抜いてから挿入し直すだけですが、以下の手順を参考にしてください。
- いったん子機(スマホやパソコンなど)の電源をOFFにします。
- モデムの電源コードを抜きます。
※モデムにWi-Fiルーターを繋いでいる場合はこちらの電源コードも同じように抜きます。 - 10秒後に、抜いた電源コードを挿入し直します。
- 子機の電源をONにし、インターネットに繋がるかどうかを確認します。
【補足:モデムを再起動する方法は動画でも見れます】
原因4.子機に不具合が起きている。
ケーブルモデムを確認しても問題が解決しないときは、ご利用中の子機(スマホ・パソコン・タブレットなど)が原因になっているかもしれません。
一度、子機の電源をOFFにし、再度ONにしてからWi-Fiが繋がるかどうかを確認しましょう。
原因5.J:COM NETの契約コースが遅すぎる。
J:COM NETは、契約コースによって利用可能な最大速度が以下のように異なります。
コース | 最大速度 (下り) |
最大速度 (上り) |
利用可能レベル |
---|---|---|---|
12Mコース | 12Mbps | 2Mbps | メール受信・LINEなどチャットアプリ |
40Mコース | 40Mbps | 2Mbps | SNS・Web閲覧(画像が多い場合は読み込みが遅くなる可能性あり) |
120Mコース | 120Mbps | 10Mbps | YouTubeなどの動画視聴サービス(標準画質) |
320Mコース | 320Mbps | 10Mbps | 動画・映画視聴サービス(4Kでなければ高画質でも快適) ⇒J:COM NET人気No1コース |
1Gコース | 1Gbps | 100Mbps | 基本的な利用目的を全てカバー。 |
1Gコースはエリアが限られているため、大多数の人が以下のプランを利用しています。
- 12Mコース(新規受付終了)
- 40Mコース(新規受付終了)
- 120Mコース(新規受付終了)
- 320Mコース
このうち、120Mコースや320Mコースを利用しているなら速度が原因だとは考えづらいです。
しかし、12Mコース、40Mコースでを利用している人は、動画や映画を見たりインスタグラムなどの画像が多いSNSを利用すると、非常にネット(Wi-Fi)が繋がりにくく感じることがあります。
※特にJ:COM NETが無料で利用できるマンションにおいては、通信速度が遅いコースになっていることが非常に多いです。
解決策:最大速度を上げること。
もし、最大速度が遅いコースなら、320Mコースに契約を切り替えます。
ただ、J:COMの有料契約で320Mコースにすると月額料金が跳ね上がってしまうのでコスパが非常に悪いのが現状です。
コース | 利用可能レベル |
---|---|
12Mコース | 3,160円 |
40Mコース | 4,576円 |
120Mコース | 6,248円 |
320Mコース | 6,798円 |
ですので、もし最大速度が遅いコースを契約しているなら、一度光回線を検討してみてください。
最大速度が1Gbps(1,000Mbps)まで向上するうえに、料金も安くてコスパは抜群です。
※気になる人は今回のWi-Fiが繋がらない件も踏まえて、一度確認されることをオススメします。
原因6.光ハイブリッド方式(HFC)特有の混雑。
J:COMは、ケーブルテレビで利用している回線を使ってインターネット接続を可能にしています。
業界ではこの方法を「光ハイブリッド方式 」と言います。
しかし、光ハイブリッド方式は分岐数が多いと言われており、混雑が起こりやすいデメリットがあります。

上記のように、途中から分岐が始まり続け、最終的には100~1,000世帯をカバーします。
そこで、たとえば100~1,000世帯が同じ時間にWi-Fiを使っていたらどうなるでしょうか?
通信の混雑が起きやすい状況になり、Wi-Fiの速度が極端に遅くなってしまいますよね。
つまり、非常に多くの世帯数をカバーしているため、周囲の利用状況が通信の混雑に大きく影響すると言えます。
ですので、混雑時間帯になるとWi-Fiが繋がりにくいといった問題が起こるのは仕方ないでしょう。
なお、このケースでは混雑が落ち着く時間帯まで待つしかありません。
原因7.J:COM設備の劣化。
当ページの内容で問題が解決できない場合はJ:COMの設備が劣化しているかもしれません。
ex. 建物内にある設備の問題・ケーブルの劣化・ケーブルモデムの故障など。
そういったケースでは私たちが改善することは不可能ですので、J:COMのカスタマーセンターへ連絡してください。
少し時間はかかりますが、担当者が調査にきてくれて修理してくれるでしょう。