すぐ分かる!一戸建て(ファミリータイプ)における光回線の工事内容・流れ・時間

「光回線を使いたいけど、どんな流れで工事が進むのかな?」
「工事内容は事前に知っておかないと少し不安…」
「いつ工事が始まって、いつ工事が終わるのかも知っておきたい。」
一戸建てで光回線のインターネットを検討している人なら、少なからず事前に知っておかないと不安になることがありますよね。
また壁に穴をあける可能性も0ではないので、必ず内容も事前に知っておきたいところ。
疑問を残すことなく、光回線の工事を迎えて快適なインターネット環境を作るためにも、1つずつ順番に確認していきましょう。
一戸建てにおける光回線の工事内容は?流れや時間も解説。
まず、工事日になると以下の3ステップで工事担当者が工事を行ってくれます。
- 電柱から一戸建てへ光ケーブルを延長
- 部屋に光ケーブルを引き込み
- 光コンセントの設置
- インターネット接続に必要な機器の設置
これら工事にかかる時間は、早くて60分。遅いときで2時間30分が目安です。(一戸建ての立地状況で異なります。)

初めて見るワードばかりで分かりづらいと思いますので、わかりやすく説明します。
※全ての作業は工事担当者がしてくれるので、確認としてお読みください。
流れ1.電柱から一戸建てへ光ケーブルを延長

まずはじめに、電柱に通っている光ケーブルを延長する作業があります。
光ケーブルは、電柱にあるケーブルの1つで、その中でも低い位置を走っているのが特徴です。
流れ2.部屋内に光ケーブルを引き込み

延長してきた光ケーブルを部屋内に引き込みます。
しかし、壁を通す必要があります。
どのようにして通すのかと言うと、
- 電話線の配管を使う
- エアコンのダクトを使う
- 壁に(直径1cmほどの)穴を開ける
といった3つの方法いずれかを行います。

実際の画像も合わせてそれぞれ確認しておきましょう。
優先度1.電話線の配管を使う
みなさんのお住まい(戸建て)には、電話線が通るための配管がもとからあるのが一般的です。
そして、その電話線の配管をつかって光ケーブルを部屋の中に通します。
(NTTさんがわかりやすく画像を作ってくれていたので引用しておきます。電話線は無視して頂いて構いません。)
昔は電話用の通信線(電話線)を通すのが普通だった配管ですが、今では電話線というよりも光ケーブルを通すのが主流です。
光ケーブルを通せば、インターネットも、固定電話(ひかり電話)も高品質で使えるようになったからです。

一戸建ての工事では電話線の配管を利用するケースがほとんどです。
仮に、電話線の配管が利用できないときは、次の方法が利用されます。
優先度2.エアコンのダクトを使う
もし仮に、不都合があって電話線の配管が使えない場合は、エアコンのダクトを使って光ケーブルを部屋の中に通します。
エアコンのダクトとは、エアコンが外と繋がる管のことです。
優先度3.壁に(直径1cmほどの)穴を開ける
万が一、エアコンのダクトも使えなかった場合は、壁に直径1cmほどの穴を開けて、光ケーブルを通します。

壁に穴を開けるのは非常にめずらしいケースです。
一旦まとめると、
- 電話線の配管からの引き込みが最優先で行われる。
- 上記が不可なら、エアコンのダクトから引き込み
- 上記が不可なら、壁に穴を開けて引き込み。
といった感じで覚えておけば完璧です。
基本的に一戸建てでは電話線の配管もしくはエアコンのダクトが使えるため、穴を開けることがなく安心です。
流れ3.光コンセントの設置

光ケーブルが部屋に通ったら、光コンセントと呼ばれる機器で固定してくれます。

流れ4.インターネット接続に必要な機器の設置

設置した光コンセントと、インターネット接続に必要な機器をつないでくれます。
また、この機器はサービスの申し込み内容によって以下のように異なります。
- ネット接続だけ申し込んだ人は「ONU(光回線終端装置)」が設置
- ネット接続+ひかり電話を申し込んだ人は「ホームゲートウェイ」が設置

申し込んだサービス内容によって、工事担当者が最適な機器を設置してくれるのでお任せしましょう。
※機器の名称まで覚える必要はありません。
工事はこれで完了!すぐにネットは使える?
上記4ステップで光回線の工事は完了します。
このあと、パソコンとONU(もしくはホームゲートウェイ)をLANケーブルでつなげばインターネットが使えるようになります。
LANケーブルは工事担当者が持参してくれますので、購入の必要はありません。
光回線の工事はサービスの申し込み時に決める工事日に行われます。
工事日は早くて申し込みから約1か月後に指定が可能です。
ただ、光回線の申し込みが混みあう3,4月は二カ月以上かかってしまうケースもあるので気を付けてください。

しかし、無線のインターネット(WiFi)を使えるようにするために準備が必要なケースがあります・・・。
WiFiを飛ばすための機器を準備しておこう。
申し込まれるサービスによっては無線のインターネット(WiFi)を使うために専用の機器を別途用意する必要があります。
「WiFiルーター」と呼ばれる機器です。

せっかく光回線の工事をしてもらうのであれば、有線の接続も、WiFiによる無線接続も両方できるようにしておくのがベストです。
しかし、自分で最適なWiFiルーターを選んで購入して…となると手間もお金もかかってしまいます。(一戸建て向けのWiFiルーターは8,000円~1万円ほどが相場)
そのため、光回線のサービスの申し込みがまだ済んでいないという人は、はじめからWiFiルーターがついてくるサービスを選ぶようにしましょう。

最近の人気サービスは、工事が終わったあとすぐにWiFiを使えるようにしてくれています。
必ず自分に合った最適なサービスを選び、手間や負担を最小限に抑えましょう。
